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【さよならのつづき】健吾が好きだった人は?恋心が描かれたシーンをネタバレ考察

さよならのつづき 健吾 アイキャッチ
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NETFLIXで配信中の「さよならのつづき」。

移植された心臓の記憶転移を扱った物語で、それを取り巻く人たちの人生や心情をハワイ、北海道の美しい風景と共に描いた作品です。

筆者も予想とはちがうストーリー展開に一気見してしまったんですが、何といっても最終話で描かれた雄介の幼馴染・健吾の想いには意表を突かれてしまいました!

この記事では健吾の想いがそれまでに描かれていたシーンはあったのか、ネタバレ考察してみたいと思います。

この記事はネタバレ記事です。ご注意ください!

【さよならのつづき】健吾の恋心が描かれたシーンはどこ?ネタバレ考察!!

最終話でさえ子が健吾に言った言葉。

「健吾、まちがってたらごめん。今度は同じ人を好きにならないようにしようね。」

それに対して健吾は「フフッ、そうだね」と返しています。

つまり健吾が好きだった人は雄介だったんですよ。

筆者はてっきり健吾はさえ子のことを好きなのかな・・と思っていたので意外な展開にびっくりしました。

しかし健吾のシーンに注目してもう一度作品を見直してみると「健吾はさえ子が好き」というわけではないな・・と思う場面があちこちに描かれていました。

さよならのつづき第3話 さえ子と健吾が動画をみるシーン

第3話の9分50秒あたりから始まるシーンでは、さえ子と健吾が以前に撮影した雄介との思い出のビデオを観ています。

仲間たちと花火をみながらはしゃいだり、ふざけたりしている雄介の在りし日々をみて、思わず笑いながら健吾をふり返ったさえ子。

しかしそこにはさえ子と同じように笑う健吾ではなく、静かに泣いている健吾がいたのです。

さらに撮影された動画には仲間と撮ったものだけではなく、普段の生活の中で健吾が雄介だけを撮影したものがたくさんおさめられていました。

その動画をみたさえ子はなにかに気づいたような顔をします。

そして「健吾。握手しよう!」言い、ふたりは握手するのです。

おそらくここでさえ子は健吾の雄介に対する気持ちに気づいたのでしょう。

きなこもち

筆者は泣いている健吾にさえ子が「自分以外に雄介のことを想ってくれる同士」として握手したのかと思ってたよ・・

さよならのつづき第4話 成瀬とのことを健吾に報告するシーン

第4話の5分37秒あたりからマルコーヒーでさえ子が健吾に成瀬とのことを報告するシーンがあります。

どことなく雄介を思い出させる成瀬と急接近し惹かれ始めていたさえ子ですが、雄介と成瀬を混同している自分に気づき成瀬に「顔見知り程度の関係に戻ろう」と宣言します。

その話をきいた健吾は「そんなに雄介みたいだったんだ」とさえ子に聞きます。

するとさえ子が「会ってみたいって思う?」と健吾にたずねますが、健吾は

「会いたくないね、俺は。雄介じゃないし。」とこたえるのです。

このときはまだ成瀬の中に雄介の心臓があることをさえ子は知らないので、雄介にちょっと似ている成瀬に会いたいと思うかと健吾にきくのは、さえ子が健吾の気持ちを探っているような印象を受けますよね。

このシーンでは健吾の恋心を直接描いているわけではないですが、さえ子のちょっと意地悪ともいえる問いかけに健吾がどうこたえるのかということで、健吾の恋心を表現していると捉えることができます。

きなこもち

さえ子が健吾の反応を試してる??

さよならのつづき第5話 心臓の存在を健吾に伝えるシーン

第5話27分10秒から始まるのは、雄介の心臓が成瀬に移植されていてしかも記憶をもっているということを知ったさえ子がそのことを健吾に報告するシーン。

明らかに動揺する健吾は、さえ子に成瀬がどんな人物かとたずね「いい人でやさしい。会ってみればわかる」とさえ子に言われます。

しかし会いたくないときっぱり否定する健吾。

「その人は他人だろ?ゆうすけじゃないだろ。ゆうすけがいるわけじゃないだろ!」と強く突っぱねます。

さらにさえ子に「雄介がいるから楽しいんじゃなくて、その人が好きなんじゃないの?」とイラついた様子をみせ、最終的には健吾の「おれはパス」という言葉にさえ子は怒って帰ってしまいます。

自分の気持ちを隠しながら、さえ子とは雄介の死を受けとめる同士のように過ごしてきた健吾。

心臓が記憶をもっているなんて信じられないような話をして嬉しそうに成瀬のことを話すさえ子に裏切られたような、でももしさえ子の言うように成瀬の中にある心臓に雄介の記憶が残っているということが本当ならば・・という健吾の感情のゆらぎが表現されているシーンですね。

きなこもち

今まで穏やかだった健吾が感情をあらわにするシーン。
成瀬に嫉妬しているのかと思ったけどそうじゃなかった・・

さよならのつづき第5話 成瀬と健吾が対面するシーン

ケンカしてしまったさえ子と健吾ですがその後ふたりがやりとりをしたLINEが第6話でちょっと映るんですよ。

さえ子:雄介の心臓を持った人と出会えたことで、救われた気持ちになった。健吾が私のことを心配して言ってることはわかってる。でも、健吾なら理解してくれると思ってた。

健吾:雄介がもういないことを自分に言い聞かせ続けて、最近やっと慣れてきたんだ。その人と直接会ったら俺もそう思うのかな。

そしてなんと第5話30分21秒からのシーンで成瀬と健吾が対面することになるんですよね。

それはさえ子とのけんかシーンのあと店の前で思い悩む健吾から始まります。

すると成瀬が健吾の店マルコーヒーに訪ねてきます。

健吾をみてどこか思い当たったような表情をする成瀬に、健吾は「もしかして成瀬さんですか?」と問います。

雄介を検索したらこの店が出てきたという成瀬は「歩いていたら迷わずお店につきました」と言います。

この言葉に成瀬の心臓に雄介の記憶が残っているという可能性を感じた健吾。

「俺のこと見て”あっ”ていう顔しましたよね。俺のことも覚えててくれてるんですか・・?」と成瀬にたずねます。

「はい」とこたえる成瀬に健吾は「・・なんだよそれ」と涙を流すのでした。

雄介の心臓に残っている記憶がさえ子のことだけじゃなく、自分のことも残っているということに思わず泣き出してしまった健吾に、ただの友情ではなく特別な想いを抱いているんだなと感じられる印象的なシーンですね。

LINEでさえ子とやり取りしたように健吾は救われた気持ちになったのでしょうか・・。

きなこもち

健吾役の奥野瑛太さんの演技力が光るシーン!!

さよならのつづき第6話 雄介との思い出の場所を教えるシーン

第6話の7分あたり、さえ子から健吾に「雄介との思い出教えて」とLINEが届きます。

それをみた健吾が「はいはい。いいヤツだな、俺って」といいながら雄介との子どものころよく遊んだ場所や思い出の場所をLINEで伝えていきます。

雄介と自分だけの思い出の場所をさえ子に教えるということは、さえ子の気持ちを理解したということなのでしょう。

このときさえ子が成瀬と一緒にいることを健吾が察しているのかは不明ですが、成瀬の中にいる雄介の存在を認めたということにもなると思います。

きなこもち

成瀬と直接話したことで、成瀬の中にいる雄介の存在を健吾も感じたんだろうね。

そして最終話のシーンでついに健吾の雄介への想いがさえ子によって明かされるというわけです。

こうやってみてくると、どっちにもとれるんですよ。

さえ子を想っているようにも見えるし、雄介への想いを知ってしまった今、見直してみるとちゃん健吾の気持ちが読み取れる。

そんな演技ができる健吾役の奥野瑛太さんの存在感がこの作品には欠かせないものとなっていますよね。

【さよならのつづき】健吾役の奥野瑛太の経歴

健吾役を演じた奥野瑛太さんの経歴はこちら。

奥野瑛太 おくのえいた
生年月日 1986年2月10日
出身地 北海道苫小牧市
大学 日本大学藝術学部映画学科

2009年映画「SR サイタマノラッパー」で注目を集め、2012年同シリーズの「ロードサイドの逃亡者」で映画初主演。

舞台、映画、ドラマなど幅広く活躍し「SHOGUN将軍」にも出演。

現在大注目の役者さんで、とまこまい観光大使も務められています。

【さよならのつづき】健吾が好きだった人は?恋心が描かれたシーンをネタバレ考察 まとめ

「さよならのつづき」で健吾の雄介への恋心が描かれていたシーンをご紹介しました。

密かに雄介を想い続けた健吾の悲しみと切なさが奥野瑛太さんの表情やセリフを含めた演技力で表現されています。

この記事を読んでいる方は作品を見終わっている方だと思いますが、次は健吾にフォーカスして観てみると違った楽しみ方ができると思います。

ぜひもう一度「さよならのつづき」をチェックしてみてくださいね!

ABOUT ME
焼いて膨らんだおもち
kinakomochi
東京都在住の主婦。某音楽大学を卒業後アパレルメーカー勤務。結婚出産後の現在はパート勤務。ドキュメンタリー番組が大好きです。