おいしい水を使って炊いたごはんを食べてみたいな・・と思ったことはありませんか?
家で作る麦茶もおいしい水で作ったらもっとおいしいんじゃないかな・・。
手軽に水道水をきれいにできる方法はないものか・・。
そう考える毎日。
と、そんなとき、
最近私が住んでる多摩地域の水道水に基準値以上の有機フッ素化合物(PFAS=ピーファス)が検出されたというニュースを目にしました。
東京・多摩地域で水道水源の井戸水が発がん性の疑われる有機フッ素化合物(PFAS)で汚染されている問題で、住民の血液検査を実施している市民団体が15日、27市町村に住む551人分の結果を公表した。井戸の取水を停止した浄水施設がある国分寺や立川など7市の住民で血中のPFAS濃度が高い傾向にあり、専門家は「飲み水に使ってきた水道水が主な原因」とみている。(松島京太)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/249985より引用
この記事でPFASというものを初めて知ったのですが、PFASを除去できて、おいしい水を飲むことを可能にしてくれる浄水器があるそうです。
その中でも手軽に使えそうなクリンスイポット型浄水器を購入してみたのでレビューします。
- クリンスイポット型浄水器が気になっている人
- PFAS問題を知って気になっている人
- おいしい水を飲みたいけどウォーターサーバーを置きたくない人
おいしくて安全なお水が飲みたい人はぜひ最後まで読んでみてくださいね。
我が家が購入した浄水器はこちら。
クリンスイポット型浄水器を選んだ理由
クリンスイポット型浄水器を選んだ理由は以下の3つです。
- かさばらないし、手軽に導入できる
- ミネラルなど必要な成分は残し、不要物だけろ過してくれる
- PFASが除去できる
理由①かさばらない、手軽に始められる
我が家は飲料水はペットボトルのミネラルウォーターを飲んでいますが、料理にじゃぶじゃぶ使うことは不可能。
ウォーターサーバーを設置するスペースも我が家にはありません。
蛇口につけるタイプの浄水器もイメージ的になんとなくかさばる・・。
その点ポット型浄水器は冷蔵庫に入れちゃえば場所も取りません。
理由②必要な成分は残し、不要物だけろ過してくれる
クリンスイポット型浄水器の浄水フィルターは2つのフィルターにより成り立っています。
①活性炭と呼ばれるフィルター
水道水特有の塩素臭やカビ臭、農薬 トリハロメタンをとり除きます。
②クリンスイ独自の中空糸膜というフィルター
水道水に含まれるにごりや雑菌など、味や安全性を損なう物質はここで取り除かれ、カルシウム、マグネシウムといったミネラル成分は通過します。
クリンスイは必要な成分は残し、いらないものだけを除去してろ過する仕組みになっているそうです。
この2種類のフィルターがおいしい水をつくるのに一役買っているんですね。
しかもフィルターの使い分けによってアルカリ性の水や、軟水をつくることも可能だそう。
くわしくはこちら。
理由③PFASを除去できる
PFASっていったいなんのこと?
有機フッ素化合物(PFAS) 泡消火剤や塗料などに使われてきた化合物の総称。約4700種類あるとされる。人体や環境への残留性が高く、腎臓がんの発症やコレステロール値の上昇など健康に影響が出る恐れがあるため、代表的物質のPFOSやPFOAなどは国際的に規制が進む。血中濃度の指標は米国の学術機関とドイツの政府諮問機関が設定している。米国の指標では7種類のPFASの合計値が血液1ミリリットル当たり20ナノグラムを超えると、ドイツの指標ではPFOSが同20ナノグラム、PFOAが同10ナノグラム以上で、健康被害の恐れがあるとされる。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/249985より引用
引用記事内にもあるように、PFASは自然界や人間の体内で分解されず長い間残ることから「フォーエバーケミカル(永遠の化学物質)と呼ばれるほど。
しかも煮沸しても取り除くことができないそうです。
こびりつかないフライパンのコーティング剤や火災時の泡消火剤などに使われていて、発がん性や甲状腺疾患の恐れや、赤ちゃんの発育不全などの健康被害の心配がある物質です。
そんなものが今まで飲んでいた水道水に入ってるの?
現在東京都では有機フッ素化合物が検出された井戸からの取水を取りやめる処置をとっているそうです。
このPFASを80%以上除去できることが実証されているカートリッジを使用したポット型浄水器として候補にあがったのがクリンスイのポット型浄水器でした。
PFAS除去の試験結果はこちらをご覧ください。
我が家はポットのデザインが四角に近いものを探していたのでクリンスイのポット型浄水器にしました。
理由は冷蔵庫の収納スペースがせまく、丸みを帯びたものだと収納できそうにないな・・と思ったからです。
クリンスイのポット型浄水器を購入してみた
我が家が購入したのは1.9LタイプのCP407。
カートリッジ1個が付いてきます。
取っ手が付いたタイプが良かったのですが、我が家の冷蔵庫のドアポケットの幅に入らないのでこちらにしました。
ちなみに水がだだ漏れになるため横置きはできません。
使う前に新品のカートリッジの準備
①ふたはスライド式。うしろにすべらせて開けます。
最初どうやって開けるの??ってなったので念のため。
②カートリッジ(ろ過装置)を包装しているビニールと青いフィルムを取って流水で洗います。
カートリッジに黒い粉がついていましたが、これはろ材で、洗い流したらきれいになりました。
このとき真ん中の節目の部分(Oリングというらしい)より上の方をもって洗ってくださいとのこと。
③本体容器(ろ過された水がたまる方)の3分の2くらいまで水を入れます。
カートリッジを取り付けたリザーバータンク(ろ過する前の水道水をためる場所)をセットしてふたをし、20分くらい放置。
カートリッジを水に浸すかんじです。
その後水を捨てます。
④ろ過したらその水を捨てる、を3回くりかえします。
ろ過された水がチョロチョロ出てきてます。
最初ろ過スピードおっそっっ!と思いましたが、何回かろ過していくうちに早くなってきました。
⑤ふたの上にあるダイヤル式のカレンダーを合わせます。
10月に使い始めたので12月にカートリッジを交換するという目安です。
基本的に1日2Lろ過で3か月目の交換を推奨しているそう。
でも家族で使用したら2Lなんてぜんぜん足りないので交換はもっと早くなるかな。
さあ準備は終わりました!
いよいよ飲んでみます!!
はじめてのろ過水飲んでみた
準備の後すぐまたろ過をして飲んでみました。
まず水がほんとにクリア!!
透明度半端ないです。
味は遠いところで薬品ぽい味がするけど、水道水の独特の匂いはなし。
さらにろ過をくりかえして飲んでみると完全に無味無臭になりました!!
そしてなんかさらっとした舌ざわり。
カートリッジを通しただけで水道水がこんなにおいしくなるんだと、感動のひと言です。
料理に使ってみた
お米を研ぐ1番最初に使う水と、炊くときに入れる水をろ過水にしてごはんを炊いてみました。
炊きあがったごはんはツヤツヤとしてふっくらおいしい!
子どもたちも「ごはんだけで食べれるくらいおいしい!」と言っていました。
さらにお味噌汁。
こちらもだし(と言っても顆粒だし)と味噌の味がよくわかります。
麦茶も煮ださず、ろ過した水を麦茶ポットに移し替え、麦茶パックを入れて水出しで作ってみました。
以前よりお茶の味がダイレクトに分かるのでもっとおいしいお茶に変えたくなりました笑
煮ださないのですぐに冷やせるのもいいですね。
今まで水道水の味と匂いがどれだけ料理の邪魔をしていたのか・・。
水が本当の意味で無味無臭になると食材本来の味ってこんなに感じるんだと気づかされますよ。
クリンスイポット型浄水器のデメリット
わたしが感じたデメリットは以下の2点です。
水道水をろ過するのに時間がかかる
水道から直接水を出して使っていた時よりはろ過するという手間が増えて少し面倒。
1.9Lろ過するのに約3回水道から水を入れないといけません。
急いでるときに沢山使いたいときは時間がかかっちゃうかな・・。
料理などで一度に大量のろ過水を使いたい!という方にはポット型以外の浄水器をおすすめします。
こちらbeko様の記事ウォータースタンド ピュアライフの口コミが最悪?5つのデメリットと使い勝手を愛用者が正直レビューで紹介されています。
ろ過中に水を使うことができない
CP407はろ過している最中にすでにたまっているろ過水を使えないんです。
ろ過された水を注ごうとするとろ過される前の水と中で混ざっちゃうんですよね。
同じ理屈でろ過中に冷蔵庫のドアポケットにしまおうと傾けると、ろ過前の水が中であふれてまざっちゃことがあるので要注意です。
もう1つ上のサイズのモデルのポット型浄水器だとろ過と注ぐのが同時にできるそうですよ。
我が家では収納スペースがなく断念・・。
ろ過と注ぐのが同時にできるモデルはこれ↓
大きいポットになると冷蔵庫内でもかなり場所をとります。
購入する際は自宅の冷蔵庫におさまる大きさか必ずチェックしてくださいね。
まとめ
PFAS対策としてクリンスイポット型浄水器を購入して使ってみました。
手間とコストはかかりますが、カートリッジに水道水を通すだけで手軽においしい水が作れます。
お水がおいしくなると料理もおいしくなるので毎日の食事が楽しみになりますよ!