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【さよならのつづき】の原作は「夏の香り」?似ているという噂を徹底調査!

さよならのつづき 原作 アイキャッチ
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2024年11月14日からNETFLIXで配信されている「さよならのつづき」

有村架純さんと坂口健太郎さんW主演の切ないラブストーリーに早くも注目が集まっていますね。

その「さよならのつづき」ですが、原作は韓国ドラマ「夏の香り」ではないかといううわさがありましたので調べてみました。

【さよならのつづき】の原作はある?

完全オリジナルストーリーである本作の脚本を手掛けるのは、映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(17年)『余命10年』などでヒューマンドラマの名手と讃えられ、人気・評価共に日本のエンターテインメント界のトップとリスペクトされる岡田惠和。かつてない物語を創ることを自らに課し、本作で新たな世界を切り開く。

ムビコレより引用

引用記事でもかかれているように、

「さよならのつづき」は脚本家岡田和(おかだよしかず)さんによる完全オリジナルストーリーで原作はありません。

岡田恵和
民放テレビドラマやNHK朝ドラなどで数多くのヒットドラマを手掛ける脚本家。最近では『8年越しの花嫁 奇跡の実話』『余命10年』などがあります。

「さよならのつづき」が生まれたきっかけは次のような背景があったと監督の黒崎博さんは語られています。

最初はNetflixの岡野真紀子プロデューサーの個人的な体験から着想を得てスタートしました。この物語は単にリアルな話ではなく、臓器移植によって記憶が転移するというファンタジックな要素も含んでいるため、たくさんのリサーチや調査を経て作り上げていきました。

ナタリーより引用

臓器移植や人の生死をあつかった作品だと、ともすれば命の大切さをあつかうような作品をイメージする人も多いのではないでしょうか。

しかしそこに愛した人の記憶が宿っていたら・・というファンタジックなエッセンスが加えられることによって胸がしめつけられるようなラブストーリーに仕上がったのがこの作品です。

岡野プロデューサーの体験にヒントを得たそうですが、実際このようなことがあるのでしょうか。

臓器移植による記憶転移

実際に臓器移植によってドナー(臓器提供者)の記憶や性格、好み、趣味などがレシピエント(臓器をもらう人)に移ってしまうという事例もあるんだとか。

特に他の臓器に比べて心臓移植を受けた人に性格や感情的な変化がみられることが多く報告されていて、その研究も進んでいるそうですよ。

臓器移植によって性格が変わるという研究はこちら

「さよならのつづき」は恋人を亡くしたさえ子と、その恋人の心臓を移植された成瀬の中に芽生えたさえ子への恋心がテーマになっている作品です。

まさにこの「記憶転移」が大きく関わってくるといえますよね。

おもち

研究が進んでるってことはあながちファンタジーとも言い切れないかもしれませんね

【さよならのつづき】は「夏の香り」に似てる?

「さよならのつづき」が韓国ドラマの「夏の香り」という作品に似ているのでは?というウワサがあります。

■夏の香り
2003年に韓国で放送されたユン・ソクホ監督のテレビドラマ。「秋の童話」「冬のソナタ」「春のワルツ」と並ぶ四季シリーズのひとつ。

「夏の香り」はどんな作品?

「夏の香り」は婚約者がいるヒロイン(過去に心臓移植をうけた)が山で助けられた男性と偶然再会し、恋に発展するという物語。

しかし自分が移植された心臓は、好きになった男性の元恋人のものだったという事実を知ってしまいます!

この胸のドキドキはその心臓のせいではないかというヒロインの迷い、相手の男性が囚われ続けている恋人との過去、ヒロインの婚約者やその妹もからんだ複雑な恋愛模様が反響を呼び、四季シリーズの中ではいちばん好き!というファンも多いようです。

そして結末はというと、なんやかんやで主人公のふたりは別れることになり、ヒロインが2回目の心臓移植を受けることになります。ヒロインが人工心臓になって健康をとりもどし、再び相手の男性と再会。

今度こそふたりは結ばれるのでは・・という余韻をのこして終わります。

きなこもち

たしかに「さよつづ」とキャラ設定は似ているかも!
男女は逆だけどね。

ただ「夏の香り」は心臓移植がヒロインのキャラ設定として位置づけられていて、ラブストーリーのスパイスとして一役かっているというかんじなんですよね。

というのも13話になるまで提供された心臓のことを主役のふたりが知らぬまま物語がすすむんですよ。(しかもヒロインが知るのはなんと15話)

それまで婚約者のいるヒロインと男性の許されぬ恋が山あり谷ありで展開され、クライマックスの盛り上げ要素としてやっと心臓がでてきたね、という印象。

・・とまあかなり抜粋しましたがこんなかんじのドラマです。

「さよならのつづき」とのちがいは?

じゃあ「さよならのつづき」とはどう違うの?っていう話になるんですが、まずストーリー展開から結末にいたるまで全く違います。

というのも「さよならのつづき」を観てみて予想とはちがう展開にびっくりしたんですよね。

ネタバレになってしまうのでくわしくはかけませんが、個人的にはラブストーリーだと思っていたのでいい意味で裏切ってくれました。

観た人それぞれの感じ方があると思うので、機会があったら「さよならのつづき」と「夏の香り」両方観てみてください。

「あ、全然違うね」となると思います笑

「夏の香り」はU-NEXTでみれますよ!

※ここからは場合によってはネタバレなるかも!ご注意を!

「夏の香り」と「さよならのつづき」の違いは「移植された心臓の存在」かなと。

「さよならのつづき」は成瀬(坂口健太郎)に移植された心臓こそが中心になって物語が進んでいきます。

成瀬とさえ子が成瀬の中にある心臓が雄介のものであると知るのは物語がかなり進んでからなんですが、心臓の存在感は最初からずっとストーリーの根底にあります。

また臓器移植による記憶転移を演じるにあたり成瀬役の坂口さんはとある記事で次のように語っています。

「ピアノを弾いたことがなかった成瀬が突然ピアノの演奏ができてしまうシーンは、ある種ファンタジーだと思うし、そこには確かに成瀬も雄介も実在していて。」

「(雄介を演じることは)本当に難しかったです。自分の体があって、そこに2人の意識があって、撮影中も今はいったいどちらの自分なのか説明ができないほどでした。」

ナタリーより引用

自分の体の中にいる雄介の存在を演じることが特に苦労されたようですね。

移植された心臓にはさえ子に対する恋愛感情だけでなく、雄介が命を落とした雪崩事故の記憶も刻まれ成瀬を苦しめます。

心臓を提供してくれた雄介の記憶転移にとまどい、葛藤する成瀬。

最愛の人の心臓をもつ成瀬に惹かれていくさえ子。

心臓移植によって夫が健康を取り戻し安堵するはずが、その夫が移植後自分が知ってる夫とは違う人にみえて不安に包まれる成瀬の妻ミキ(中村ゆり)。

つまり「さよならのつづき」は恋愛がメインに描かれている「夏の終わり」とは異なり、移植された心臓によってそれをとりまく人たちの人生が大きく変わっていく、その繊細な心情を描いた作品だと感じました。

そしてそれぞれの登場人物の気持ちに共感できてしまうんですよ。

たださえ子であったり、ミキであったり、成瀬であったり、感情移入してしまう登場人物は観る人によって違うと思います。

恋愛ドラマのじれったさやキュンキュンする感じを前面に押し出している「夏の香り」に対し、登場人物の想いやそこに至るまでの葛藤に思いを馳せてしまう「さよならのつづき」みたいなイメージ・・とまとめておきます。

きなこもち

単純にラブストーリーと括ってしまえるような作品じゃなかった・・

>>中町雄介が中津っぽいとSNSで話題の真相は?

【さよならのつづき】の原作は「夏の香り」?似ているという噂を徹底調査!まとめ

2024年11月14日から配信中の「さよならのつづき」には原作はなく、脚本を担当した岡田恵和さんによる完全オリジナルストーリーです。

「さよならのつづき」は韓国で放送されたドラマ「夏の香り」とは登場人物の設定は似ていますが、ファンタジックな要素も取り入れた独自のストーリーを届けてくれます。

あなたもぜひ「さよならのつづき」をチェックしてみてくださいね!

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焼いて膨らんだおもち
kinakomochi
東京都在住の主婦。某音楽大学を卒業後アパレルメーカー勤務。結婚出産後の現在はパート勤務。ドキュメンタリー番組が大好きです。