スターバックスコーヒーが来年1月から紙ストローを廃止し、植物由来のバイオマスプラスチックに切り替えると発表しました。
この発表を受けてSNSでは「紙ストロー嫌いなのでうれしい」「他の店もあとに続いてほしい」と肯定的な意見であふれていました。
紙ストローはなぜこんなにも嫌われてしまうのかその理由を深掘りしてみました。
紙ストローがイヤな3つの理由
紙ストローを使いたくないと思う理由にはどんなことがあるのでしょうか。
その理由を調べてみました。
飲み物の味が変わる
ダントツで多く寄せられていたのはこれ。
中には「飲み物の味がおかしいと思った」「トイレットペーパーの芯で飲んでいる感覚になる」という人も笑
一息つきたいと思って口に入れた飲み物の味が予想に反して「ん?なんだこれ??」となったときのがっかり感・・なんとも言えない気持ちになりますよね。
さらに味だけでなく紙ストロー特有のガサガサした舌ざわりにも不快感を持つ人も多いようです。
「食」を楽しむということはただ空腹を満たし、栄養分を摂取するということだけでなく、その時の雰囲気や満足感、心地よさなどを楽しむことでもありますよね。
紙独特のにおいと味、感触が飲み物にあたえる影響は大きいと思います。
口にしてはいけないものを食べてしまった感覚になるよね
耐久性の問題
紙ストローは特殊なコーティングがなされているとはいえ、プラスチックストローに比べると水分に対する耐久性が低いです。
勉強や仕事をしながら飲み物を時間をかけて飲むときなど、紙ストローがふにゃふにゃしてきてしまい、なんともいえない感触になってしまいます。
また、紙ストローをつくるときに使用する接着のりの成分なのかベタついた感触も気になります。
また子どもによくみられるのがストローをかんでしまってボロボロにしてしまうこと。
子ども用のメニューではプラスチックストローが使われることが多いのは紙ストローだとそのまま飲み込んでしまうこともあり得るからでしょうか。。
ハッピーセットはプラスチックストローだよね
使い勝手がプラスチックストローより劣る
スムージーや果肉が入ったドリンクなどを強く吸い上げるとき、紙ストローだと厚みと硬さがあるのでプラスチックストローのようにツルンっと吸えないですよね笑
女性だったら口紅の色が紙ストローについてしまってもプラスチックストローのようにぬぐうことができません。
子ども用のプラスチックストローでみられるような折り曲げるタイプも紙ストローでは無理かな・・。
このようにちょっとした不便さがわずらわしいと感じる人も多いのではないでしょうか。
紙ストローは意味がない?
今までがまんして紙ストローを使ってきましたが、そもそも紙ストローってほんとに環境にとっていいのでしょうか。
森林伐採の問題
紙ストローを作るためには、木を原料にした紙が必要になります。
この紙を作るためにたくさんの木が必要になるため、森の木をたくさん切らなければなりません。
木をたくさん切ると、動物たちが住む場所がなくなって生態系が壊れたり、土をつかまえておく木の根がなくなるため土砂崩れや洪水といった土壌侵食の可能性も高くなります。
また木を伐採したり、紙を加工したりするエネルギーも必要になり、その過程で二酸化炭素が出てしまうことがあります。
コーティングの問題
紙ストローは、他の紙製品のように簡単にリサイクルできるわけではありません。
紙ストローには濡れてもすぐにくずれないように、プラスチック系のコーティングがされているものが多いんです。
そのためリサイクルの工程が複雑になり、コストも高くなります
またこのコーティング剤は自然に分解されにくく、環境に悪影響を与える場合もあります。
ストローだけでは意味がない
ストローは紙になったのに、ドリンクが入ったカップやふたはプラスチック製のものがあったりします。
「なんでこれだけ・・?」と思うことってけっこうありますよね。
レジ袋も有料化されてゴミをまとめる袋がなくなったことで、逆にポイ捨てされるゴミが増えたともいわれています。
プラスチック問題は海の環境汚染とセットで語られることが多いですが、まず問題なのはポイ捨てしたり放置したりすること。
紙ストローのかわりになるバイオマスプラスチックのストローもポイ捨てされたら海の生物を傷つける可能性もあるわけですからね。
紙ストローはまずいし意味がない!みんなが嫌がる理由を深掘りしてみた まとめ
スターバックスの紙ストロー廃止を受けて、紙ストローが嫌われる理由を深掘りしてみました。
「紙ストローがイヤすぎてホットしか飲めなくなった」という人もこれからはメニューの幅が広がりますね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。